株式会社MeDeRu 代表取締役 目黒潤さん。

カラーコーディネーター、イメージコンサルタント、というお仕事は認知度が上がってきていて、
戦略的に色を使っている経営者や企業も少なくありません。今回は、そんな「色」を商売道具にしている、むしろ「色」だけで商売をしている目黒潤さんにお話を伺いました。

60歳でなんて、辞めたくない!!

まず、目黒さんの職歴は、

1社目、ワンルームマンションの投資営業マン。
2社目、企業の宣伝企画部でディレクター。

2社を経て独立されています。一見、色とは関係ないような気もしますが…

目黒さん

「1社目では営業でしたが、通常は営業トークで契約を取ったりするのですが、私の場合は喋りが得意ではないので、お客様への説明に色分けしたシュミレーション資料を作っていたことが成約につながっていました。お客さまへはトークではなく色のプレゼン力で勝負してきたと思います。
2社目では宣伝企画部だったので、ホームページや制作物のディレクターをしていました。その時も色のプレゼン力を駆使してディレクションしていた経験から、色の持つ可能性に惹かれ、興味を持ったんです。」

そんなに楽しそうに仕事をしていたのなら、どうして独立したんですか??

「会社に居たら、60歳で定年が来たら仕事を辞めないといけないじゃないですか?だったらこんなに楽しい仕事を続けるために自分で独立しちゃおう。色を使った仕事を自分で起業したい!と思いました。」

なるほど…。その発想はなかったです(笑) さすが!!!

夫からの一番の応援は「何も言わないこと」

起業すると決めてからは、OL中に資格の学校で勉強して民間の資格を取ったり
イメージコンサルタントとして起業している先生のところで実践を学んだり、と下準備をして、退職した次の日(!)に、起業したそうです。
そのエネルギーたるや、すごいですね。
「当然、見込みも計画もないんだけど、根拠のない勝手な勘、想い込み、絶対出来る、と言う思いがありました」と笑います。(わ・・・わたしも同じです!!)

起業前からすでに結婚していた目黒さん。起業の時にご主人に反対などはされませんでしたか?と伺うと、「なんにも。金銭的な援助等もないし、何も言われませんでした。でも何も言わないのが最大の応援ですね」と。夫婦の信頼関係があってこそ、ですよね。

目黒さんの商品は「色」。その人の似合う色を診断してお伝えするところが出発点だったそう。最初は色の大切さを馬鹿にされ「色を選んでもらうのにお金払うやつはいない。ネクタイの色なんか女房に選んでもらうから良いよ」と軽んじられたそうです。
たしかに…。そういう意見もありそうですよね。

独立したからと言ってすぐに軌道に乗る人ってごくわずかだと思いますが、
軌道に乗るまでにどんな工夫をされたんですか?

目黒さん
「工夫って言うか…気合と根性と意地。ですね(笑)。認知されるまでは、お客様には『似合う色があるとこんなに良い事がある』と伝えつづけました。似合う色を身にまとうことで、男性はカッコよくなり、女性はきれいになる。それだけでなく、シチュエーションに合わせて色を変えると、シーンごとに訴求したい魅力を操れるようになることを伝えていました。」

自分の商品に真剣に向き合ってコツコツ実績を重ねることで、今では企業の研修も担当するようになった目黒さん。
男性向けの研修は、「スーツスタイル研修、ネクタイカラー戦略研修」
女性向けの研修は、「自己肯定が出来る女性リーダー育成研修」
として企業様からオファーを頂くそうです。そして最近では、企業様のコーポレートカラー(簡単に言うとロゴの色など)の選定や、地方自治体からのお仕事を受けたり、とますます活躍の幅を広げていらっしゃいます。


※ホテルニューオータニで講演した時。


※2017年にミス・ユニバース・ジャパンの評議員(審査員)をやった時

ニューオータニで講演とか、ミスユニの審査員とか・・・どれだけすごいんですか!!

 

譲れないもの

そんな目黒さんが仕事の上で大切にしていることは2つ。

1)「お客様に絶対喜んでいただく」
2)「外見だけでなく、内面の魅力を色で表現する」

個人コンサルをするお客様には、外見だけじゃなく、内面の魅力を色で表現するために、とにかく話をよく聞くそうです。そこで人となりを観察し、実際に60色以上の色を顔色と合わせ、分析し、色で表現するということをしているそう。そこが他との差別化かな、とおっしゃいます。
「起業した当初は、自分の強み、価値を見出すのに必死でしたから、金額を増やすために
コンテンツを増やして買い物同行などもしていたけれど、今は色だけで特化出来る自分になりました。だから余計なサービスは私からは提案しません。お客様にどうしても、と依頼頂いたときだけ対応しています。私は営業が得意なのではなくて、色が好きなだけ。色のことなら何でも喋れるしアイデアもいくらでも沸くんです。」とのこと。

へ~~。すごい!
わたしも受けてみたいな、と料金をお伺いしたら、

「個人コンサルは、1回完結5時間で108,000円です。これから先、もしかしたら値上がるかもしれないけどね。(笑)」

おお…っ、それは気軽に「受けてみたい」じゃないですね(笑)
「ちょっと私に似合う色、何ですかね?」と聞きたい衝動を抑えたわたしを、誰か褒めてください。

個性と努力で勝負する

最後に、後進にひとことお願いします^^。

「カラーの世界に派閥も肩書きもそんなの全然関係ないです。
●●検定なんて自分の安心材料、拠り所にしたい甘えで、つるんで安心しているだけだと思います。起業したてのときは、派閥の中にすら貴重な人脈があると思いがちですが、個性と努力で充分やっていけるよ。」

なるほど。本質を突いた、それでいて愛のある言葉ですね。今後は、企業の研修事業やレッスン事業でお客様に喜んで頂きながら、コーポレートカラー選定など、一見派手に見えるけれど黙々と色と向き合う、色を納品する職人みたいなお仕を増やしていきたい、という目黒さん。

わたしが、目黒さんと初めてお会いした時の印象は「社交的で快活な人」でした。
ところが親交を深めるにつれ、快活であることに変わりはありませんが、「おや、どうやら違うかも??」と(笑)。
その違和感の原因は「職人気質」にありました。誰でも良いわけじゃないんですよね。徹底的な色に対する愛情とオタク度合いからもうかがえる「職人」だったんですね~。

そして、ご自身でおっしゃるように、目黒さんは「人を喜ばせる」ことが大好き。
わたしもこんなサプライズで嬉しくして頂きました(*´ω`*)!!

ちょ…わたしの二の腕…(^^;


アニバーサリーなどに、プレートにコメントを書いてもらうことってあると思うんですが、このランチをした日は、何でもない日。そんな日にも、こんなサプライズをしてくださる目黒さん。嬉しいを通り越して「気持ち」を学ばせて頂きました。ええ、もちろんわたしが目黒さんのファンになったことは言うまでもありません。
こういう気遣いが大きいお仕事を引き寄せているのかもしれませんね!!

今回お話を改めて伺ったことで、僭越ながら仕事に対する考え方に共通点が多かったことが印象的でした。
目黒さん、いつか(金額が上がる前に(笑))わたしのコンサルもお願いします。
そしてわたしが今まで着ていなかったような色の服を選ぶようになったら、それは目黒さんのコンサルを受けたと思ってください(笑)

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